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不動産用語集
アスベスト(あすべすと)
天然の鉱物繊維である石綿(せきめん・いしわた)のこと。
耐熱・保温・保湿・防火・防音・耐摩耗などに優れ、安価で加工しやすいという性質から、様々な用途に利用されてきた。建築用途としては、断熱材、保温材、耐火材として大量に利用された。
1960年代にアスベストの吸引による肺がんや中皮腫の原因となることが確認され、日本では1975年に吹き付けアスベストの仕様が禁止された。以後、段階的に規制は強化され、2006年には輸入・製造・仕様など代替品が確立されていない一部例外を除き、全面的な禁止措置がとられた。
これまでにアスベストが使用された建物については、現在除去作業が進められている。その際、粉塵の飛散などによる健康被害を予防するため、作業方法などについては、一定の基準が定められている。