不動産用語集
内金(うちきん)
売買代金の一部として前払いされる金銭のこと。「内入れ金」「中間金」などとも呼ばれる。
これと似たものに手付があるが、手付は売買契約が成立する際に支払われるのに対し、内金は契約成立後に支払われる。
また、手付は解約手付や違約手付などの目的をもって支払われ、契約の義務が履行された後、代金に充当される。つまり、手付は契約の義務が履行されるまでは、代金の一部として支払われたことにはならない。これに対し、内金はそういった法的効果・目的をもたず、支払われた時点から代金の一部である。
なお、実際には手付と内金を区別できないような場合も多く、契約成立の際に内金か手付かを当事者間で明確にしておくなど、注意が必要である。