不動産用語集

不動産投資において当該物件の資産価値を評価する指標の1つ。当該物件に投資した場合の収益から資産価格を算出す際に用いられる利率であり「キャップレート(Cap Rate)」とも呼ばれる。

還元利回りは以下の計算式で求められる。
還元利回り=純収益÷不動産価格
不動産価格=純収益÷還元利回り

例えば総収益が1000万円であり、不動産価格が2億円だった場合、還元利回りは5%となる。しかし、総収益には、経費などが含まれたままの場合と、除いた場合が存在する。
そのため、経費を含んだままの総収益を用いて算出された還元利回りを「表面利回り」、経費を除いたもので算出された還元利回りを「実質利回り」と呼ぶこともある。後者の「実質利回り」の方が、実体を反映する数値となる。

還元利回りの値は、資産の種類や条件によって異なるが、一般的に住宅では5～7%、事業用であれば8～10%とされている。

「か」の一覧へ